「アスナロ1を更なる高みへ」
ジギングをしていて大きいヒラマサも狙いたいが、ヒットレンジが広くて長い距離を釣るのは引き重って辛い。腕が疲れて惰性でシャクっているだけで、食わせるジャークが続けられない。
そう感じることはないだろうか?
例えば日本海や北部九州での春のヒラマサジギング。ボトムから40回、50回と巻いてヒットすることが当たり前のようにあり、時にはリーダーにさしかかるくらいでヒットすることもある。
しかも大型のヒラマサは、そうした中層から上を意識した釣りでヒットすることがよくある。
だが、実際にそのレンジまで何度もシャクリ続けるとなると、かなり腕に負担が掛かる。
そうした問題点を解決するには、引き抵抗が極めて低い形状とアクション、スーパーロングシルエットによる強力なルアーパワーで食わせる能力が高いジグになる。それには実績の高いアスナロ1をブラッシュアップすることが最適解ではないかと考えていた。
今から18年前、2003年に発売したアスナロ1で目指したものは、とにかく長いシルエットでアピール力を高めたジグを作ることだった。
当時、34cm近いアスナロ300gは量産ジグでは最長で、スーパーロング化することの恩恵はオオマサジギングに始まり、ブリのタチウオパターンの確立など、多くのアングラーに好釣果を上げていただいたおかげでアスナロ1は、スーパーロングジグの世界を広げたジグの一つであった。
しかし、釣り場環境の変化やキャスティングゲームが広まるとともに、ジギングで10キロオーバーのオオマサに出会えることも少なくなり、釣りやすい、釣れやすいジグへとシフトしていくことになる。
その後、アスナロII、III、IV、タチナロと青物ジギング用のジグをリリースさせていただいた後も、今日まで実証、検証を繰り返し、現状で何が良くて何が足りないかを日々考えている中、「ルアーパワー」、「イレギュラーアクション」、「徹底した引き抵抗の軽減」を兼ね備えたジグの必要性を再認識するようにもなった。
そしてもう一度チャレンジするつもりで形にしたアスナロエボリューションは、アスナロ1の進化形というよりも、もはや別レベルのジグになっていった。
「テスト釣行で感じたこと」
ルアーパワーを上げるためにシルエットを長くすると、どうしても重量が重くなる。いくら引き抵抗を軽減した形状にしても、重量を下げないとやはり引き重り感が残るので、本当の解決にはならない。これは鉛が流れる薄さの型で一度鋳込み、その後手作業でさらに薄く削り込むことで解消した。長く薄くなった分、折れたり曲がったりしやすくはなったが、使用感は非常に良くなった。
引き抵抗の軽減はフィーディングゾーンが広く、長い距離を釣っていく時にも有利で、シャクリも楽に釣ることができた。キレのあるスピードジャークで食わせる釣りもできるようになると、必然的にヒットする魚も増え、スーパーロングシルエットが引き付け食わせる「ルアーパワー」になっていると感じられる場面も度々あった。
もちろん状況によってはスーパーロングシルエットがデメリットになることもあるので、いつどの場面でも効くわけではないが、
「ある条件下で圧倒的な釣果が叩き出せること」
テスト釣行を通じてアスナロエボリューションもそれが可能なジグだと実感することができた。
「アスナロエボリューションの使用について」
アスナロエボリューションはスーパーロングシルエットとフラッシングでルアーパワーの強いハイアピールな存在感で魚を引き付けることができるジグです。ジャーク後のジグの姿勢によってイレギュラーアクションが入りますので、釣り方はワンピッチワンジャークが基本です。
状況によってジャークスピードの変化や強弱を付けるのも効果的な釣り方になります。
従来のアスナロ1は強くジグを飛ばした後にテンションを抜くと、ジグがリーダーを追い越してフロントのアイにリーダーが絡むことがあったが、ジグとアイの形状を変更し改善しました。
※ご注意
本製品は構造上、折れたり曲がったりしやすくなっております。実釣に耐えうる強度は確保しておりますが、魚を釣り上げた後に魚が暴れてジグが振り回される前に取り外すなど、お取り扱いにじゅうぶん注意してご使用下さい。
NO.AMS オールマグマシルバー、
2段目 190g
NO.AMS オールマグマシルバー
3段目 190g
NO.MGH マグマグローヘッド、
4段目 190g
NO.M46 ピンクライン&グローベリー
長さ(ワイヤーを除く) 190g 295mm 230g 328mm
価格(税抜) 190g ¥3300 230g ¥3400